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むくみや肥満だけじゃない、舌が大きくなる病気

舌に歯形がつきやすい、しゃべりにくい、それって舌の病気かも

唇や歯をチェックすることはあっても、なかなか舌をじっくり見ることってないかと思います。さすがに色や形が変わった、といった変化には気づいても、いつもより大きい、といった変化に関しては気がつかないかも。

ただし、内蔵につながっている舌に起こる変化は、身体からのSOSのサインである場合も多いのです。ここでは舌が大きくなることで考えられる病気やその原因について、まとめておきます。

舌が大きくなるってどういうこと?

日本人の舌の厚みの平均は約2㎝で、長さは約7cmと言われていますが、前後約1㎝の誤差は通常範囲内です。骨格や顔の大きさ、口内の大きさなどの差異同様、舌にも個人差があり、生まれつき舌が大きくて厚い人もいます。

いつもより見た目が明らかに大きくなった場合や、腫れぼったさがあったり、動かしやすさ含めて違和感がある場合は、なんらかの支障が起こっている可能性があります。いつもより舌を噛む回数が増えたり、歯形がつきやすくなったり、滑舌が悪くなったりして、異常に気づくこともあります。

舌が大きくなる原因

むくみ

舌が大きくなる主原因の1つがむくみです。食事で塩分を取り過ぎると、体内のナトリウム濃度が高くなり、濃度を下げるために血液中の水分が血管・リンパ管外にしみ出します。それによって通常尿として排出される余分な水分まで体の中に溜め込まれ、むくみとなります。

むくみは舌を含む顔全体や足や指などにも生じます。老廃物が排出されにくいため血行不良が起こり、肩こり、関節痛や神経痛、頭痛やめまいなども併発します。血圧が高い場合は脳梗塞や心筋梗塞リスクも高まります。

塩分を控え、バランスの良い食事と十分な睡眠をとることが大切です。バナナやきゅうりなどに含まれている「カリウム」には、体内の水分量を調整する働きがあるので積極的に摂取しましょう。アルコールの過剰摂取もむくみの原因なので控えましょう。

肥満、低位舌

肥満によって体重や体脂肪が増えると同時に、舌や内臓も大きくなります。また年齢などとともに舌の筋力が低下して、舌の収まる位置が変わってしまう「低位舌」となり、舌がダレて広がってしまう場合もあります。

巨舌症

巨舌症は、舌を構成する筋肉繊維が肥大化する病気です。舌が異常に大きく、口の中に収まりきらずはみだして、口が開いたままになったり、歯の上に乗ったままになったりします。しゃべることも困難です。

先天性では、舌の筋繊維肥大症や先天性リンパ管腫、ヘックウィズウィーデマン症候群、またダウン症の症状の1つとして発生します。後天性では血管腫やリンパ管腫、神経繊維腫等の腫瘍が要因で起こる部分症状として発現します。

巨舌症の治療方法としては手術で舌を縮小させます。ただし幼少期の場合はあごが成長して舌がおさまるようになる可能性もあるので、治療しないケースもあります。

先端巨大症

成長ホルモンの過剰分泌で代謝異常が起こり、鼻やあご、額や手足など、身体の先端が肥大する病気です。40~50歳代での発症が多いのですが、思春期までに発症した場合は「巨人症」となります。外見の変化はゆっくり進行するため、本人や家族でも気づかない場合があります。

脳の奥にある「脳下垂体」にできる良性の腫瘍ができ、成長ホルモンを過剰に分泌することが原因なので、治療では腫瘍を取り除く手術を行います。成長ホルモンの過剰分泌が続くと糖尿病や高血圧症、心筋梗塞など深刻な病気を併発するので早期対策が重要です。

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンは全身の代謝を維持する重要ホルモンですが、このホルモンの分泌が低下すると、顔がむくみやすくなり、それによって舌が大きくなる場合があります。他にも記憶力の低下や、皮膚の乾燥、低体温、手足のしびれや倦怠感、脱毛などの症状が現れます。男女比は1対10以上で女性に多い病気で、40歳以後の女性では5%の発症率となっています。

アミロイドーシス

アミロイドという線維構造をもつタンパク質が、全身のいろいろな臓器に沈着して機能障害を引き起こす病気で遺伝性と非遺伝性があります。治療方法が見つかっておらず、難病指定されています。

アミロイドが沈着する臓器の種類や障害の程度によって症状は異なり、生命に関わる場合もあります。舌が大きくなる巨舌症や目の周りの皮下出血によるクマ、あざ、筋萎縮、視力障害などの症状が現れます。

舌癌

舌癌の場合、腫れが徐々に大きくなりこぶ状に膨らんで、出血したり表面の色が変化したりします。放置すると別の臓器に転移していきます医師の診断でもアフタ性口内炎と混同されやすいので要注意です。

まとめ 舌が大きくなる原因はむくみや肥満、ホルモン異常など

舌の大きさの変化は、自分では気づけない場合もありますが、舌を噛む回数が増えたり違和感を感じたら要注意です。

むくみや肥満などは生活習慣を改善することで解消できますが、ホルモン異常や巨舌症、また舌癌のように深刻なものは医療機関での診察が必須です。むくみ自体も他の病気が原因の可能性もあるので、気になったらまずは医師に相談してみてください。

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